「藤白りり」を火祭りに。~ピエロの宴と3人のクズたち。~

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 オレは今朝日がポカポカな多摩川前のサイクリングロードを歩いている。

 楽しい。

 いいことがあったときに、いいことをするのはたのしいことだ。

 ふふん♪音の出ない鼻息を吹かせながら、ボクはスキップをしていた。 

古田更一「医科歯科医学部…」

 医科歯科医学部Youtuber藤白りりと彼女を裏で操る鈴木キョースケのオレが作った暴露動画が地味に見られたみたいだ。最高に興奮する。悪党に火花をぶちまけるさまはいつでも面白い。東大理三や友人を批判する動画からまさかここまで話が発展するとは思わなかった。これだから、人生ってヤツは面白い。

 そして、オレは何もしない

 いや、行ったが、本当に暴力をふるったのは、オレに情報をそそのかした最高なクズのせいなのであるオレは純粋に傍観者であればいい。

 そこで傍観者のオレはline電話で詳細を聞こうと医科歯科医学部の関係者に連絡を試みた。

古田更一「ダニエルくん」

逆精神病院「あ、こんにちわ。古田さん」

古田更一「で、なに?高学歴メンヘラなキミには手に負えない医科歯科医学部の狭いセカイでやっぱり何か言われたかい?」

逆精神病院「えっ…。どうしてそれが分かって。もしかして古田さんが既得権益そのもの何ですか?」

古田更一「う~ん…、半分正解、半分ハズレってことかな?おやおや受験勉強はお得意でも実践はどうやら苦手のようだ」

逆精神病院「…」

古田更一「前にも言ったけどキミの知能指数の高さに免じてキミがどんなに私利私欲で邪魔な人間たちを屁理屈で殴ろうとボクは一切止めないで傍観して楽しませてもらおうと思う。

ただし。

例外はあるよ

逆精神病院「例外?」

古田更一「徹底的に勝つのなら徹底的に勝たないといけない。つまり、自分自身にも絶対勝たないといけない。ほら!よく言うだろう?森を見て、木を見ず。えっ~と~…」

逆精神病院「自分の愛する親や兄弟、そして医科歯科の友人たち…」

古田更一「そうだよ!屁理屈で他人を論破するのがキミの在り方なら、ちゃんとボクの見える範囲では必ずそれがたとえ愛する親だろうと兄弟だろうと友人だろうと戦ってもらわないとならない

だから、藤白りりの暴露動画投稿はナイスだった」

逆精神病院「りりちゃん泣いちゃった…」

古田更一「演技」

逆精神病院「はい」

古田更一「そんな傀儡のピエロより、本当の黒幕、内部にいる鈴木キョースケも大変だったろ?」

逆精神病院「お前の上司によろしく言え、今はオレは藤白りりを隠れ蓑にせず自分で動画投稿したって言っておけって…」

古田更一「あっはhっはっは!キミは安心していればいい。最悪のところ、他人のボクが暴露すれば彼らはもう負けるしかないんだ。ただボクは客観的な審判、レフリィーとしてこの純粋な疑心暗鬼のゲームを心の底から横で楽しんでみたいだけだからね!」

逆精神病院「やりすきだと思います…」

古田更一「軽蔑するかい?オレを。ただオレの行っている批評って業界はウソがつけない業界なものでね。キミが今まで散々行ってきた様々な人間たちに対する暴力や政治の本当の結論をボクは知らないといけない。そのためなら、どんな手段でも取るし、どんな人間でも使い捨てるよ

逆精神病院「古田さんは怖いです…」

古田更一「…。それはボクのセリフだよ。キミはもう批評もYoutuberもやめた方がいい。骨董無形な幼い理想だけ高いくせに実力不足が高じて、周りの人間を攻撃しちゃって。それでいて遠藤チャンネルやにゃるら、坂口章やウみたいに面白くもない、空っぽなアート精神。キミのような小市民はもうアートも政治もやめた方がいい。才能なんかないんだからさ。普通に医科歯科医学部入って、普通に就職して、普通に結婚してお嫁さんもらってさ、普通に幸せに暮らしていき、おじいちゃんになっていく。キミは本当はその方がいい。

どうしてキミはわざわざ不器用な道を、向いていない道を選ぶのかい?

そこらへんにいる普通の高学歴をもう一度演じればいい

もう藤白りりも本当の才能はないし、鈴木キョースケが空っぽなヤツだったし、

第一、医科歯科医学部こそが既得権益だってことは気づいちゃったんだろ?」

逆精神病院「だから退学したんですよ…」

古田更一「だったら、初めから医科歯科なんて受けなればいい!はっは!おかしいね?!キミはどうしてまだ…革命ごっこに勤しみ、他人を論破したり無意味に頑張っているんだい?キミ自身の周りが既得権益だし、ダレもキミみたいにシンギュラティ、本当にこれから起きる近い未来の出来事なんて望んでいない。キミのやっていることは単なる自慰行為にすぎないんじゃないか?

キミの人生は初めから矛盾している

汚い既得権益の医者という道へ向かい、そこで革命ごっこという幼稚過ぎた矛盾。だから、キミの周りに田舎にいそうな優しい友達なんかいないし、冷めた人間関係、そしてキミの理想をボクを含めて分かってくれるヤツがいない。そんなことキミ自身は最初から一番分かっていたんじゃないのか?」

逆精神病院「…」

古田更一「もうキミの底が大分見えてきた。東大おちんちん。論破王ひろゆきよろしく単なる高学歴メンヘラの屁理屈な暴走という結論が見えてきたんで、もう人生諦めて、ほそぼそと暮らしていろよ、一生匿名のまま」

逆精神病院「古田さんが言ったんですよ?本当の文学を直視するには、本当の勝負をするしかないって…

古田更一「だから、オレを鵜呑みにして隠れ蓑にして言い訳する屁理屈はもうバレている。本当に選ぶのは、キミだ

逆精神病院「はい。だから古田さんに仮に会わなくても、古田さんが勝手にそそのかしてボクを虐めなくても、藤白りりや鈴木キョースケ、そしてボクを裏切った親や兄弟、友人たちはゆっくりと自ら処刑、復讐していたと思うんです」

古田更一「やだぁなぁ~…、まるでボクが自ら楽しそうに他人の友情をブチ壊したみたいじゃないか!」

逆精神病院「みたいじゃなくて、その通りでしょうアンタこそが藤白りりや鈴木キョースケみたいなワガママな既得権益そのものなんだから。ただ学歴だけを狙い、ただ自分たちの私利私欲しか考えていない。そして、自分より弱い自分に似た欲にまみれた同類を同類の方法で始末する。アナタこそが既得権益そのものなんですよ。アンタはボクのことが全然分かっちゃあいない。ボクはそういうアンタたちのヘラヘラした振る舞いが大嫌いなんだ!」

ニッとボクは画面越しから微笑む。心外だな。あのような大衆と同じにされて喜ぶバカはいない。ボクは相変わらずお道化て話した。

古田更一「だとしたらどうするんだい?オレをやっぱり軽蔑するのかな?オレのことも暴露してぶっ殺す?」

ため息が返ってきた。

逆精神病院「その嬉しそうな言いぐさ…。やっぱりアナタは何も正義心なんてないんですね。試してみて正解でした。アナタの藤白りりや鈴木キョースケへの攻撃はやはりそういうくだらない経緯だった。アンタが一番つまらない人間なんだって、空っぽすぎる人間なんだって気づいたほうがいい…」

彼からため息がきた。

古田更一「…」

逆精神病院「いや、古田さん怒らないでください」

いやボクは怒っていない。純粋に意味不明なので、ただ困惑しているだけだ。彼のため息はスマホ越しから続く。

逆精神病院「それでもボクは大嫌いで大好きな古田さんに本当に本当に本当に感謝しているんです。古田さんがボクの周りの大嫌いで大好きすぎた人間関係を清算してくれなければ、ずっとボクは家族にも友人にも会社にもずっと噓をついて生きなければならなかったって。負い目をもったまま、高学歴メンヘラとしてひとりぼっち、Youtubeのセカイで酒とチーシャに溺れながら苦しんでいたかもしれない。古田さんは医者なんですよ」

古田更一「だったらこれ以上、他人を論破したり操ったりやめたら?もっと器用に生きたらいい」

逆精神病院「不器用なんですよ。ただどんな人間だって不器用なはずです。だって、数%でも矛盾があれば、それはもうメンヘラってことじゃないですか?だから、ボクは人を殴ることでメンヘラを可視化して仲間を増やしていきたい。そのための逆精神病院chなんです。

ボクはまた!医科歯科医学部に現役で合格して皆を驚かせたいんです!水泳で一番を取って皆を驚かしたいんです!あらゆる全てに勝って、あらゆる全てで楽しみたいんです!もう一度過去を繰り返して時をずっと止めていたい。ボクのやりたいのは皆が思っているふわふわしたモノなんですよ。器用で賢い古田さんは分からないでしょうけど…」

仕返しをしようと思う。

古田更一「…。ふん…。そうやってお得意の屁理屈を並べるのはいいけど、大衆はキミみたいにそんなこと思わないよ。キミが勝手に大衆にキミのやりたいことはコレだと言っているにすぎないと思うけど?」

逆精神病院「やだなぁ…、鋭い古田さんらしくないですよ」

彼の甲高い平坦な声が続く。

古田更一「そうかな?」

逆精神病院「はい。ボクは大衆でありながら、だからこそ、大衆が大嫌いなんです。ってわけでボクはもう皆から余計なものなのは

初めからそうじゃないですか…」

 

多摩川を歩くオレの足踏みが止まった。そして広大に広すぎる前に進むしかない平坦な道を見つめる。

いや!最高に

ハイテンションだ!!!!

 最高だよ!キミはボクが今まで見てきた歯を食いしばったピエロの中でも最高峰傑作に自己矛盾したピエロだ!とっさに早口にべらべらと喋る!!!!

古田更一「

いい~ね!

キミこそ人間だ!!!キミこそ人間だよ!!!」

 ムゥ…という不満なため息が聞こえる。

 どうしてだい?走ろう!走ろう!走れや!走れ!ボクは走る!全速力で!スマホを持ちながら!

逆精神病院「ボクはただ優柔不断なだけですよ…」

古田更一「あぁ!誉め言葉じゃないよ!優柔不断なのに屁理屈じみた断定のスピードは素早い!まるで緩やかに動く

ドローン爆弾だ!!!」

ボクはハイテンション!風!やっぱ!鳥!あはっはっは。走りながらスマホを落とさないように耳元に当ててめちゃくちゃ爽快に全力疾走で土手の原っぱを意味不明に…いや!ハイテンションにただひたすらに走った!

 それでも、画面越しからは悲しいため息がやっぱり聞こえてくる!最高だよ!

不幸を感じることが

できる人間ってヤツは!

いいねぇ~!キミは人間だ!キミこそ人間なんだよ!!!キミこそ文学なんだよ!!!

 それなのに、どうしてかため息は続く。

逆精神病院「ドローン爆弾…。最後に爆発して死ぬロボットって言いたそうですね…」

古田更一「NO!それを決めるのはキミ自身なんだ!!!爆発するか?それとも死か?暗いセカイで独りぼっちにいながら全部を破滅にしたり、様々なシュミレーションを考えられる!」

逆精神病院「ただボクは絶対に

生き延びますよ。

ボクは爆弾を持ちながら死なないっていうそういう最強を目指していますから

だから、ボクは皆と距離を置いている天才でありながら、凡人でありたいんです。

ボクがメンヘラぶるのは、おまじないみたいなモノで多少負荷をかけておけば、ボクは皆と友達になれる。

ボクは天才でありながら、軽蔑に値する凡人の友達たちが欲しいんです。全く孤独じゃないし、ボクの爆弾や暴力を皆はきっと認めてくれるはずです」

古田更一「それはお得意の屁理屈じゃないのかい?」

逆精神病院「いいえ。凡人なアナタには分からないと思います。ボクは未来できっと殴りながらもりりちゃんともキョースケとも仲直りができるでしょうから。それが天才ってヤツですよ」

古田更一「…」

 意味不明なことを言われたので意味不明にボクは電話を切った。気づくと多摩川の広大な散歩道は夕暮れになって、川がランランと日に当たり輝いていた。

 生きるって…

意味不明すぎるなー。

 そう思って帰路しようと思いたった。