私は「本は破れ!」が過去のものになったのを認める.

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 最底辺の反社テロリスト予備軍・社会カースト最底辺・元新興宗教二世ともだちだともとの出会いはふざけた驚きだった.もちろん私の世代の「東京日和見文化知識人」も田舎や発達障害,新興宗教に興味をみせはしたが,それはまだハイカルチャーとサブカルチャーの垣根を崩すためのジェスチャー,不謹慎「系」YouTuberよろしくパーフォマティヴである場合が多く,本当の意味で真剣に真剣にサブカルチャー,日本語が読めないようなYouTuber文化的なゲテモノなどに本気で情熱を傾けるようなことはなかったと思う.

 余りに信じられないかもしれないが,20歳代半ばも超えて,生活保護を自給しながら慶應義塾大学だの文学系だのほざいたり,理想の美少女に同一化してネットで演技するキチガイのようなひきこもり人間ーつまり,ハイカルチャーが崩壊し尽した後の徹底した文化的貧困の中に生まれた正真正銘の「YouTuber」というメタバースのクズたちが,それにもかかわらず,自分では話せない日本語のテクスト群と執拗に格闘し,しかも読者に本気でものを考えさせるような熱量こもった熱い批評を意味不明すぎる悪霊とともに描く.それはやはり圧倒的な驚きであり,そのふざけた驚きとともに私は「本は破れ!」がとうとう完全に過去のものとなったことを認めたのである.あぁ!社会は存在しない!なんて自由なんだ!この本は破るに値しないのだ!だってちゃんとは読めないのだから!ほ,本は破れない非行少年?!

 というわけで,この「YouTuber哲学書」が哲学「系」YouTuberとはまったく非なるものであることは,ともだちだともの今後の活躍が良い意味でも悪い意味でもバンバンとさながら知能指数のないハイテンションなシンゴジラのように証明していくことになるだろう.

〈ケーキが読めない追記〉

 今作は内容が大事なのでなく,日本語を超えた意味不明すぎる文体そのものが新しく斬新であることを強調しておく.

 身も蓋もないが,YouTube視聴者の大半は田舎者や発達障害,新興宗教二世も意外とたくさんいるため,日本語をそもそも読んだり書いたりするのが苦手だ.

 よって,田舎やSNSを中心にした日本人の若者の大半が社会性の欠いたクズばかりである.

 ケーキを切れない非行少年よろしくケーキを切れない少年少女の巣窟というわけである.

 しかし,果たして本当に現代の若者たちが日本語が苦手な身体障害者レベルかつ倫理感覚に欠けたクズどもの集まりなのは本当なのか?否,YouTuber時代にはYouTuber時代における新しい文体があるかもしれない.新しい倫理があるかもしれない.

 日本語に頼らない身体とALGORITHMに頼った新たな動画言語があるかもしれない.

 つまり,悪霊などといった語り口そのものが哲学なんだという社会学者キャラ宮台真司的な含みを持った深さのある内容である.

 あらゆる全てに

 3周は必ずすることー.