山上徹也の前段階

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悪霊、少し聞いてもいい?
なんだ?

その…僕が山上徹也みたいに人を殺したいとかって思った時、山上徹也と似たような思考になった時って今までであった?

あはぁ!それはお前が高校の頃、俺に取り憑かれてピークの時だろ!

どう思った?

え…怖い!怖い!怖い!お前が後ろから僕を包んでいつも四六時中囁いてくる!
途中で守護霊が助けを差し伸べる声が聞こえるだ。それでももう誰が誰だか信じられなくて、騙される!全ての人間が騙してくる!
信用できない。怖い怖い!怖い!
気持ちのいい朝に起きても、夜のような背筋の冷たさが起こるんだ。逃げるなよ。お前は俺から逃げられない。だって俺はいつもお前の隣にいるから!

クソガァ!!!!

おい!発狂を抑えろ!
ダメじゃないか。こんな公衆の面前で誰が見ていたら本当に…手遅れになる..!
抑えないと。咳にして誤魔化して、大きな咳…
大丈夫大丈夫大丈夫。
怖くない。
守護霊 大丈夫かともだちいつも俺がついてるから。そうだ。君の前世の母だよ。君を助けに来たんだ。守護霊が連れてきた母に抱きしめられた。

大丈夫。大丈夫。大丈夫。

「ほら、眠くなる。」

もうだめです…今日はたまたま守護霊が助けてくれたけど…明日にはどうなっているかわからない。明日は?明後日は?明明後日は?
朝起きたら、全く違う自分になっているかもしれないんだ。朝起きたら、人殺しとしての魂が覚醒し、地元の交差点でナイフを振り回してしまうかもしれないのに…
これからの将来は会社で毎日同じ出力を出しながら仕事をしていくのか…毎日毎日。
「できるのか?」
明日起きたら別人になっていて、仕事も記憶も全部無くしたらどうしよう…それなら、刑務所に入って、一生安定的に過ごすのもいいかもしれない。その前には派手に楽しく。
できないよ。そんなこと。

アハ!だめだ…フフフ…笑うな…楽しい!!楽しい!楽しい!だめだろ…お母さんに言われただろ
ちゃんとしっかりしないと!しっかり!頑張れ!楽しい!楽しい!

アハぁ!狂え!殺せ!殺せ!
楽しい?あ、本当だ。たのしい!感じるだろ?たのしい!たのしい!たのしい!

だめだよこんなの…もうどうしようもないじゃないか…金も稼げない。終わったんだ。僕の人生は。一生無理だ。

だめだ。やり直しだ!
立て。もっと狂え。足りない。もう一回楽しいのところからやり直しだ。

「無理だ…。」

できるようになったらまたくるから。
それまでに練習しといて。

「死にたい…」