逆精神病院

文字数: 2107

ここか。意外と大きいな。

着いたみたいだ。

奥田民生が流れている。これだよ、聴きたかったのは。

それにしても、随分遠かったよな。

「そうだね」

10年半。しかし一生を語るには少なすぎる時間だ
家族もできた。酒を飲むこともいつしかなくなった
地位もある。仲間も。将来が楽しみだ
両親は田舎に行った。盆と正月に帰省する
“治療は成功したようだ”

違和感。何かが足りてない

「行くよ」

確かに。次の順番を待つ人もいる。一礼して車に乗る

やっぱ白が足りてないよね

「そらそうよ。1年前に禁止されたじゃない。忘れたの?バカなの?」

そうだよね





さて。こんにちは、Danielです。いつもありがとうございます。

本日をもって逆精神病院は閉業しました。今までありがとうございました。

はじめたきっかけは東京医科歯科大学を中退し、運良く就職できたものの満足に働けず上司にも愛想を尽かされ1週間寝込んでいた時のことです。

通い始めてから色々なことが起きました。毎日投稿のスキームを思いついていたので継続自体は問題なし、登録者も順調に増えました。

友達にも話しました。ただし登録しないよう言うことでクリック率の低下を防ぐのは効果的でしたが。リアルでも話にまとまりができたと言われました。

また、Twitterで毎日エゴサをするようになりました。

「医学部 中退」「医学部 退学」「医学部 YouTuber」「医科歯科」「逆精神病院」

自分が言及されていないか確認のためにこれは毎日欠かさず行いました。そんな中、ある日「医学部 YouTuber」でベテランちの動画を見つけました。

動画はベテランちを叩く内容で、はっきり言って感心しました。この人の動画を数本見ました。内容はドクターハッシー、落合陽一、コロナ。2つとも爆笑しました。すかさずYouTubeアカウントを変え、「逆精神病院」でコメントを複数残しました。

それから毎日彼の動画を見ました。気のせいかライブ配信も増え、時々自分の言及箇所があるとメモ帳にタイトルと秒数をメモしました。

シェアハウスに住んでいたので昼は仕事、夜はパーティーに忙しくあまり時間がない中、彼の動画を漁りました。

一人の医師に会いました。彼は動画よりも目が大きくて鼻が高く、前傾姿勢でした。私の知っている医師と違って白衣は着ていなかったし、薬はくれませんでした。でも症状をよく見てくれた。

医師は一人ではありませんでした。彼の周りには色々な人がいて、下品な言い方で恐縮ですが、皆自分とウイルスを共有しました。

通いはじめて4ヶ月半、彼の運営する批評家集団「カオスフォレスト」のメンバーになりました。これは現実の知り合いは誰も知らないし、教えるつもりもありません。あくまでインターネット上での自分の住所です。

しかし、気づいたらインターネット上の畑に適当に植えていた種から目がちらほら出ていました。確認しに行きましたが自分が植えた種で間違いありません。

これらの芽はこのまま放置するとやがて大きな木となり、他の植物を枯らしてしまいます。広場で逆精神病院などというホラを吹いてみんなを驚かすのは楽しかったですが、そうもしていられなくなりました。僕には自分の植えた木を管理するという仕事ができました。



電車でマスクをする人も、しない人も、アホです。でも、アホでも生きていかなければならないのです。

今日僕はカオスフォレストを脱退することになります。このサイトへの投稿も最後です。前に古田さんが予言した通り、僕がカオスフォレストを荒らして最後は乗っ取る直前でこのような形になりました。

古田さんやその他のメンバー、関係者の方々には感謝申し上げます。

これから色々な人間が古田更一さんと対話することになることかと思います。僕は卒業式みたいな寒いノリは好きではないですが(笑)、餞別として後ろの人間に残す言葉があるならばそれは「男たれ」

僕も含めてカオスフォレストの視聴者はこれまで1000人以上ブロックされてきました。皆ひ弱な日本男児、限りなく透明に近いブルーなお子様たちです。

冷水を浴びた気分です。自分でもわかっていましたから(笑)このまま自分が思想、言論において名を上げるとしたらそれはもはや松本杏奈や池江璃花子と何か変わるのだろうかと。

古田さんには申し訳ないです。あの人は少し変わった人だけど僕と違って悪人ではないし、とにかくアツイ男ですから。それに背負うものが違いますね。時々あれ?、そこまで言う必要ある?笑、いやいやいや違うでしょ、それは〜。こういう感じでした。

僕は古田塾、最初の卒業生でもあります。厳密にはロルフさん、静くん、ふわぽへ、カルテブランシェさん、5人目かもしれませんが。

さようなら。Wikipediaでニーチェ読めるとか吹かして結局何も成し遂げられずすみませんでした。われ狂人とて大路を走らばこれ即ち狂人なり。



最後まで読んでいただき、ありがとうございました。