医科歯科2017合格体験記【退学済み】

文字数: 2624

※2017年に高校の合格体験記に寄稿するため書いたものです。

高校名 駒場東邦高等学校
進学校 東京医科歯科大学医学部医学科
所属等 水泳部(部長)

はじめに

僕は先生ではないので、受験の感触を書こうと思います。

時期別

(  )内は実力試験の順位[240人中]

~高1秋 授業は聞き、予習をしていた教科もあった。定期試験前1週間は数学をやり、他の教科はだいたい一夜漬けだった。駒東生にはこれすらやっていない人が多すぎるが、あとで困ると思う。(9~37位)

~高2秋 部活が忙しく、理科は問題集を眺めて終わりになった。英語の配布問題集系統を高1から全く手を付けていなかった。高2になると、部活の日記のついでに予習するようになったりした。(32~44位)

~高2終 授業の予習をほぼ完璧にこなし始める。上記の英語の問題集を少しずつ消費した。長文の問題集で、シャドウイングを始めた。毎朝NHKのワールドニュースを見たりした。冬に数学クリアー、春に物理重問を、1周(1日7時間ペース)。勉強は結構楽しかった。外部模試はひどい。(35位)

高3 1学期 予習に追われた。体育祭の時期の分の数学を前もって終わらせておいたおかげで、体育祭に集中できた。その後は、セミナーで化学の基礎暗記を行った。(9位、以下理系内順位)

夏休み 寝る前のシャドウイングとディクテーション(1日30~45分、入試前日まで)、スクランブルを基調に、ドカンと理系の問題集をやった。数学スタンダード1周目終了、物理重問2周目、化学重問1.5周。スクランブルやターゲット、基本例文はこれ以降、普通の精神力ではできないと思う。僕は家で勉強したが、自分を孤独に追い込むことで逆に楽しめた。53日で505時間だが、勉強以外本当に何もしていない。

2学期 化学の重問2周目を終わらせ、スタンダード2周目をやっていた。淡々とつまらなかった。(4位)

10~11月 理科は重問に飽きて、東工の過去問(面白い)を解いていた。東大模試後にすぐセンター対策をする予定だったが、結局学校のセンタープレの3日前からになってしまった。(4位)

12月  学校のセンター対策授業と国語と社会とスタンダードを中心に勉強した。理系科目のセンター対策を自分で出来る人は精神力が強いと思った(当然やった方がいい)。国語と社会に関しては、楽しかった。

センター 前日に急に緊張し、吐き気でご飯が食べられなくなった。9時に床に就いたのに、5時間しか寝られなかった。当日は駒東生で群れ、救われた。家に帰ってからマスクを外して走った。

直前期 授業とスタンダードにばかり集中していたら過去問開始が2月になって焦った。慶應の4日前から慶應の過去問をやった(なめていた)。前日に面接を4時間半やってしまったが、むしろ(勉強に関する)自信をもって試験を迎えられた。

医科歯科入試当日  まず、椅子が素晴らしい。スタンダード3周目の数列をやって最初の数学を迎えようとしたが、手につかなかった。勝負を分けたのは、確実に数学。60分まで1問も解けなくてかなり焦ったが、計算が煩雑そうなうえ解法のすぐに思いつかない大問2を思い切って捨て、答えだけ出る大問1を急いで雑に完答し、残りを(1)で詰まっていた大問3の思考にあてた。結果、運よく賭けに成功し、0.8完×2問と0.5完×1問で合格を確信した。本番とは恐ろしすぎる。

発表まで 1次は通っているだろうと思っていた慶應に落ちていて、いきなり焦った。後期は小論文の先生にお願いしたが、集中できなかった。

言いたいこと

・塾

純粋な勉強のために塾に行こうか考えている人は、一度学校の授業をまじめに受けてみるとよい。駒東の授業は受験に合わせてある。金を払って行く価値があるのは、学校についていけない場合と志望校対策だけだと僕は思う。僕は、駿台の医系英語と二次直前の英数、早稲アカの日曜講座(無料)だけに行った。あと、受験校未決定の医学部志望は、情報収集に塾を利用するのも良いかもしれない。

・本番

主に数学に関してだが、本番は時間が短い。数学の問題は突然数値が出るのではなく、過去に見たパターンに帰着されて解けるのだと思われる。故に、本番までにパターンを多く蓄積し、本番では一瞬でそのパターンを思い出して解くことになるので、それが尽きたときは飛ばすしかなくなる。これは大事。

・センター

後期があるので、850を確実にとることを目標にした。過去の進学データをみて理系満点は無理そうだったので、国語180、日本史95、あたりを目安にした。小説は時間無制限で練習したところ、20年分をこなした頃には40以上が安定した。古文の難化が怖すぎて、一日4回以上音読した。749点で後期足切り突破(社会は抜く)。来年以降は定員が減るのでこれでは願書を出せないかもしれない。

・医科歯科

数学は難しいが、スタンダードのレベルを超えない。2月には、無限の時間かければ解けると思えるはず。記述の採点が甘いらしいと聞いたのでそれを信じ、なるべく速く解く方針にした。理科は一見簡単だが、そんなに楽ではなく東大の問題で80点安定レベルまでやりこむと結構強い。僕はそこまでできなかったので、物理は60分にして歯学科の問題まで、化学も計算ミスに注意しゆっくり解いた。英語は論述を書けば差はつかないと思う。数学60、理科80、英語80前後で受かろうと考えていたが、あてにはならない。

成績

(何も書いていないのは医科歯科の判定)

センター模試
高2同日646 7月693 9月764 11月790 12月780 正月778 1月 813

東大実戦(駿台)
   英語 数学 国語 物理 化学 合計 理Ⅱ判定
夏  55  24  31  15  7  132    D
秋  72  29  29  45  34  209    A
駿台全国
高2春D 高3春C 冬E
高2 2月
学校で受験した模試ED
河合
全統9月B 医進C

本番開示

終わりに

大半の駒東生が18歳を勉強に全振りする現状に僕は疑問を覚えるが、彼らが大人になり世を動かしているのは事実なので、自分の環境が「恵まれている」と思えれば、受験をした意味もあったのではないか。