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古市憲寿には
勇気がある。
B’zよりも一青窈よりも美空ひばりよりも米津玄師は才能あるのかよ?彼らと闘う気はあるのかよ?米津玄師は才能はあるしadoさんも才能はあるけれど、あまりに過大評価されている面は否めないし、本当に昔の歌手を越したか?と言えば、ただ無視して対立を避けている気がする。米津玄師は過大評価のビビりなのだ。
が、古市憲寿には勇気がある。
ちゃんと老人や馬鹿といった現実すぎる現実から逃げたりしない。
僕たちの日本は
オワコンです。
統計的に見ても経済も人口もだだ下がりだし既得権益と建前ばかりだし
若者には期待しない若者なのだ。
実のところ、イデオロギーが等身大で皆さんに近い庶民派なだけであって、日本の現実を語る時には、あの時田ロルフや中野剛志、藤井聡、東浩紀、宮台真司とさして言っている内容がなんら変わらないのだ。日本悲観論をしっかり直視している面においては、ある意味では中野剛志や東浩紀よりも更に悲観論のリアリストかもしれないし。
彼には宮台真司ほどの希望もない。
どこまでも徹底的な頭の悪さと悲観論、だらしなさがある。
詩で慶應に入って
ナニが悪い…?
古市憲寿こそ本当に真面目すぎる人間だと思う。
若者文化は過大評価されているし、若者ってこんなに搾取されているけど、美味しい部分あるよねと言える清々しさは、妙に権威ぶりたいひろゆきにすら、ない。
古市憲寿にこそ、勇気がある。
絶望を直視しながらも、絶望に酔わず、希望を目指しながらも、希望に酔わない、敗北と勝利をどっちもチョコにして食べちゃう厳しすぎる甘さがある。表面的に見える甘さは、厳しさなのだ。
この厳しさの強度には、一見すると厳しすぎる東浩紀や落合陽一、時田ロルフたちも匹敵しない。
実のところ、オプティマスに見せた希望の偽善ではなくて、バランスの伴った
絶望主義者だったのである。
再三言われてくれ。
古市憲寿には、
勇気がある。