哲学とは何か?

 僕はプラトンが大嫌いだった。

 (き、君たちは好きでいいからね!)とにかく文章が下手くそだし、論旨が曖昧だし、理想論ばかり抜かすので、こんなどうしようもないヤツをどうして哲学業界は持ち上げるのか、なぜなのか本当に不思議で仕方がなかった(冷静におかしいと思っていた。今なら頭が研ぎ澄まれて、理解ができるようになったが、本当に読解したら、あれの何がいいか分からないと戸惑うのは正常だ。ソクラテスはともかくプラトンは終わっているし、むしろこうやって、プロレス的に論争するのが、哲学史であることをドゥールズたちに教えてもらった。だから、プラトンはいてもいい。第一、プラトンっていう名前自体がレスリングネームなのは有名じゃないか!)。いくら何でも、理系に笑われて当然だ。

 僕は文系よりも理系の友達が多かったから、よーく分かる。いくら哲学的思考が大事と言われれても、文章が下手くそ、論旨が曖昧では、いくら美辞麗句を並べても、鼻で笑われるのが現状だ。統計データすらない。

 そして、僕は中学生時代は、科学哲学と分析哲学を勉強し、大学時代にはアメリカ哲学を自習することにした。

 が、世の中はもっと残酷だ。

 学閥というのが世の中にあり、そもそも哲学を勉強するまともな学部自体が少ないし、しかも分析哲学やアメリカ哲学になると、日本では京都、山口県あたりへ行くしかなくなる。

 身も蓋もないが、日本人で生まれた時点で、プラトンにもハイデガーにもなれない。

 せいぜい古市憲寿や東浩紀、落合陽一、まつたけ大王、はるしにゃんが限界だ。

 柄谷行人のNAMを批判する人がいるが、そんなの分かりきっていることで、本人は織り込み済みで分かっていただろう。そもそもが日本の土壌で合わないことをやる勇気があるのか、ないなら、諦めろ、別になくても生きているし、ってことなのだ。

 さて、日本には、批評はあっても、哲学はない。

 じゃあ、東京というアイディンティティはあったし、東浩紀の生き方に憧れて、もっと広い世界を見たかった。

 いっそのこと、哲学は無視してしまえ。むしろ批評という幅広さが日本の持ち味なら、もっと広い世界を不器用なりに見てみたい。

 だから、絶対に、得意ではない大学へ目指そうと開き直った。

 それからは不得意な理系と美術の勉強だ。

 好きであっても、得意であるとは限らないし、嫌いであっても、居場所があるとは限らない。

 そして、親は哲学部を受けるべきだと申したが、世の中そんなに甘くない。

 ギリシャ哲学、ドイツ観念論が肌感として合わない私としては、アメリカ哲学、分析哲学、科学哲学ぐらいしか目指すものがなかった。ちなみに世界的な支配力を持つのは、英米哲学であって、ドイツ観念論なぞ日本特殊論にすぎない(だから、京都学派は戦争誘導にドイツ観念論を利用する失敗を犯したのだ)。

 つまり、どんなに努力しても、日本人として生まれてきたというバックボーンから逃れることはできなかったのだ。

 しかし、怒りもなければ、困惑もない。

 これが宿命である。

 なぜなら、日本で哲学をやるという言語ゲームの中では、まず日本の哲学がどういうゲームなのか?という土壌から出発しなければ、リアリティー、強度は生まれないからだ。

 そして、東浩紀のオタク批評は小林秀雄の文芸批評の伝統であるし、マルクス運動の失敗、ドイツ観念論の京都学派の失敗を見て、ああ、やっぱり日本の哲学は幼いし、レベルが低いというところから出発しなければダメだと分かることになった。

 レベルが低いというのは、簡単に言い直すと、日本には、「モダンがなかった」ということだ。近代的啓蒙という文化が合わなかったということだ。古文や漢文の勉強が大事なのも、日本は文学の国であって、理屈で文学をする国ではない。やるにしても、小林秀雄の限界から出発しなければダメなのだ。もちろん小林秀雄は今だから権威だから、昔はロクなもんじゃない。文芸批評なんてやる弾かれ物だ。時代的に見た場合、東浩紀より場合によっては、差別されたかもしれない。

 もちろん今は、西洋の限界ということがよく歌われるようになってきた。

 ふむ。なるほど。そうかもしれん。

 だからこそ、自分たちの生得性と向き合いながらも、当たり前の哲学を当たり前なりに樹立していくことが大切だ。

 

 ちなみに。

 あくまで、この状況整理は、私なりに整理だ。細かく見た場合は、私と違う辿り方もあるだろう。ただ、地層の限界と可能性は普遍的であるというだけである。

 依存はするな。

 小店の店長たちは依存せず客と対話している。

 複垢もやらないし、●●主義だとか客へ抜かさない。

 小店の店長たちは依存せず客と対話している。

 

 小林秀雄から東浩紀から落合陽一へ。

 私は現場の日常から考えていきたい。

 

 

 

 

 

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