半妖の夜叉姫は60点。犬夜叉にあって、夜叉姫にないもの。※ネタバレ有り

私は今まで色々なアニメを見てきたが、その中でも「犬夜叉」はかなり好きな作品だ。
だから、その続編であるTVアニメ「半妖の夜叉姫」も毎週観てるのだが、9話を迎えた先週の時点では、100点中60点という評価(あくまで主観だが)になっている。
大好きなアニメの続編なら、もっと高い点数を付けてもいいかもしれない。しかし、犬夜叉という作品が好きだからこそ、やや辛辣に評価せざるを得ないのだ。この理由は、主に3つある。

①主人公たちの親世代がいまだに安否不明

半妖の夜叉姫は、殺生丸(犬夜叉の異母兄)の娘である「とわ」と「せつな」を主人公とし、犬夜叉の娘である「もろは」が、準主人公となっている。今のところ、この3人が中心となって話が進んでいるものの、一向に不明なのが親世代(犬夜叉の主要登場人物たち)の安否だ。
犬夜叉一行(犬夜叉、かごめ、弥勒、珊瑚、七宝)は登場していないし、殺生丸もチラッと出てきただけで詳細は分からない。もちろん、3人の娘たちが主役なのだから、親世代が彼女たちの活躍の機会を奪う懸念もあるだろう。
しかし、琥珀、冥加、楓といった旧作のキャラクターがたびたび登場し、犬夜叉たちの名前に触れているにも関わらず、「今どうなっているか」を頑なに言わないのはやはり不自然だ。

②主人公たちが一緒に行動する理由が曖昧

犬夜叉一行は、初対面でいきなり戦ったり、仲間になった後も激しくぶつかったりと、様々な試練を乗り越えて連帯していた。それに、奈落という共通の敵がいたからこそ、苦難の旅を乗り越えることができた。視聴者は、ストーリーの中で、彼らが共に旅を続ける必然性を感じ取れたし、一つのチームとして愛着を持てた。
しかし、半妖の夜叉姫では主役級の3人が一緒に行動する動機があまり強くない。姉妹同士、従姉妹同士という関係はあるものの、とわ→せつなの姉妹愛はそれなりにある一方で、せつな→とわの姉妹意識は希薄に見える。それに加えて、とわ&せつなは、もろはに対して従姉妹同士という意識が希薄だ。せいぜい、友達ぐらいの態度だろう。
彼女らが3人で行動するのは、現時点では「成り行き」が最大の理由であり、犬夜叉一行のような強い動機と連帯は見出せない。
また、せっかく弥勒と珊瑚の息子である翡翠が登場しているのに、あまりにも登場頻度が少ないのも不満だ。いつも翡翠をスルーして3人だけで戦うことが多いため、戦術の幅が広がらないのだ。したがって、半妖の夜叉姫のバトルシーンは、盛り上がりやバリエーションが足りていない。

③まだまだ盛り上がりに欠ける

これは、主人公たちが一緒に戦う理由が乏しいことと繋がっているが、犬夜叉と比べて半妖の夜叉姫では登場人物同士のぶつかり合いが圧倒的に不足している。
犬夜叉は、犬夜叉一行と奈落の戦いを主軸にしているものの、殺生丸と犬夜叉の確執、犬夜叉と桔梗とかごめの三角関係など、登場人物同士のぶつかり合いがとにかく多い。初期には、犬夜叉一向で裏切りも起こるほどだった。
こうした衝突は、はっきり言ってグロテスクですらあった。しかし、これらがなければ犬夜叉は全体的に盛り上がに欠ける作品になっていただろう。むしろ、バトルや妖怪といった要素よりも、こちらの方が重要だったと思う。キャラクターたちの信念や愛が葛藤を生み、本気のぶつかり合いに至る流れこそ、犬夜叉のおけるカタルシスなのだ。
比較ばかりして申し訳ないが、やはり半妖の夜叉姫にはこの手の出来事が少ない。


話をまとめると、犬夜叉一行と比べて夜叉姫一行は仲間意識が不足してるし、人間と連携するわけでもない。そのため、メインで動くキャラクターが少なくなり、盛り上がりも欠けている。とはいえ、まだまだ謎も多いため、これからの展開に期待しよう。

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