バイデン勝利後の日米関係はどうなるか〜脱「衛星国」のススメ〜

アメリカの大統領選挙は、ジョー・バイデンの勝利で終わりそうだ。トランプはそれなりに善戦したものの、今から結果を覆すのは難しいだろう。 

バイデンの当選は不正投票によるものだと騒いでいる連中もいるが、そうした言説は陰謀論の域を出ていない。
そもそも、アメリカには2億人を超える有権者がいる。それだけ大きな選挙の結果を覆せるほどの不正を実行しようとすれば、費用も手間も桁違いに膨れ上がるし、秘密裏に遂行するのは困難だろう。多少の無効票(あるいは不正票)が見つかったとしても、選挙の大勢は変わらないと見做すべきだ。

さて、大統領選の結果そのものについては、私からはこれぐらいしか言うことがない。本音を言えば、そこまで関心があるわけでもない。
中国や北朝鮮のようなレアケースを除けば、私は基本的に他国の内政に関心がないのだ。
それに、トランプとバイデンのどちらが勝とうが、アメリカの長期的な国家戦略に大きな影響があるとは思えない。

「トランプは対中強硬派でバイデンは親中派だから、日本の安全保障に大きな影響がある」と言う人もいるが、ここ最近のアメリカでは共和党も民主党も関係なく中国共産党に批判的な傾向が強いので、バイデンが大統領になったとしても、それに真っ向から逆らうのは難しい。
そもそもトランプも、アメリカの利益(と言っても、短期的な利益だが)にならなければ、わざわざ中国とは敵対しないだろう。
思い返してみると、彼の代表的なスローガンは、“America First”だった。

対中安全保障が重要であることは議論するまでもないが、誰がアメリカの大統領になるのかを過度に心配するのは、オリヴァー・ストーンの言葉を引用するまでもなく、”衛星国”らしい仕草だ。アメリカが極東に関心を持ってくれている間は、それでも通用するかもしれない。
しかし、今のアメリカを見るといい。コロナウイルスの蔓延、人種差別、格差など、内政だけでも手一杯な状態だ。しかも、当のアメリカ人は、今まで世界中で繰り広げてきた軍事介入に疲れ切っている。

同盟国がこんな状態では、日本自身がしっかりする必要があるのではないか。中国、ロシア、北朝鮮といった脅威に対しては、基本的に自国は自国で守るという決意が必要だ。
それは、誰がアメリカの大統領になっても関係ない。だからこそ、アメリカの大統領選挙を気にし過ぎても無駄なのだ。

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