MMTとは何か②〜銀行預金は『仮想通貨』である〜

前回の話からは少し脱線するが、MMTを理解するためには銀行預金の仕組みについて知っておく必要があるので、今回はそれについて話そう。

銀行は、我々の生活に欠かせない仕組みだ。多くの人は、銀行口座を通じて給料を受け取ったり高額な取引を行ったりしている。しかし、ここでよくある誤解を解いておこう。

一般的には、銀行は人々が預けたお金を元手に融資を行っていると思われている。しかし、銀行の融資には元手など“不要”なのだ。
銀行は、帳簿上の口座に金額を書き込む(データを入力する)だけでお金を貸し出すことができる。すると、お金を借りた側の口座には新たな預金が発生し、それがそのまま世の中に流通する。言うなれば、銀行預金とは実体のない“仮想通貨”なのだ。
こうして預金を創造する行為を、「信用創造」と呼ぶ。

ただし、ここで忘れてはいけないのは、信用創造によって生み出された預金は、あくまで借金であるという点だ。借りた側は金利も含めて返済する義務がある。もし、借金を踏み倒されたら、銀行側が損をするだけである。そうならないように、銀行も相手を選んで預金を創造している。

民間企業や個人なら、借りた金を返すために何とかして稼ぐ必要がある。しかし、日本やアメリカのように政府が自国通貨で国債(国が資金を調達するための債券)を発行している国は、通貨発行によって借金を返せるため、財政破綻という状況には陥らない。ちなみに、これは財務省も認めていることである。

※ 「MMTとは何か③」へ続く

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