宮台真司にハマるのはなぜヤバいか?

 宮台真司という人間自体が嫌いなのではない。頭の良さや状況整理は御見事だと思うけど、じゃあ彼がナニを成し得たか?そして読者からとんでもないものが生まれているか?というと「デミリットの方がよく目立つ」からだ。これまで宮台真司の読者をたくさん見てきたが、中途半端な学歴にしがみつき、そして病んでいて、安倍晋三に石を投げるヤツラばっかだったのだ。

 単純に、宮台真司の本を読むことこそが、読者の「日常レベル」での「甘え」を助長するからだよ。

 彼の本は冴えていて、なるほど、哲学のジャーゴンを理路整然と説明し、ナンパをしようや恋愛だぁ!など熱く大衆受けをしっかりと受け入れる。まさに、「万能くん」ってヤツだ。気味が悪いくらいに、スポーツも万能で勉強もできて、おまけに不良っていう計算じみたお姿。

 だけど、冴えないお受験くんへ、ただ世間受けを狙った「万能くん」のスーツを渡すにすぎない。ただただ自己防衛デキル万能の知恵を授かってもらえるけど、読者本人自体が自分の頭で、自分の稚拙な言葉で考えるチャンスや機会をほとんど与えてくれない。宮台真司の本は、単純に、俺へなれ!とセラピー患者の劣等生を捕まえて、洗脳しているにすぎない。宮台真司の言っている世界があまりに魅力的すぎて、心の弱い人は全てを宮台へ投げてしまうのだ。これではいくら表面の言葉が凄くても、読者自身が自分の足で自分の人生を歩くには難しい。宮台真司はあくまで宮台真司であって、どんなに宮台真司の本を読んでも、読者は読者だからだ。

 オウム真理教はただのバカの暴走だし、安倍晋三が退陣しようがしまいが大半の大衆こそがどうでもいいので、宮台が汚く罵るウヨ豚の大半こそが、実は無味無臭の大衆たちのである。彼は大衆の味方を演じているが、実のところ、大きな物語をヒロイックに求めるセラピー系に受けているのが現状だろう。オウムを無駄に難しく語ったり、安倍を無駄に難しく語ることこそが、実は悲劇のヒーローたち、世の中を俺たちだけは分かっているぜっていう錯覚を巻き起こす。宮台の賢さは認めるが、このアジテーションの気持ち悪さに、コントロール男の感じをしてしまい、警戒をしてしまう。

 宮台自身は悪い人ではないと思うが、読者の質があまりに低すぎるのには以前から呆れていた。そして、今回、軽薄なユーチューバーをやってみて驚いたのは、宮台信者の食いつき方のさもしさである。サムネは確かに煽っているが、動画内では今回の文章同様に宮台のアジテーションの危険性を指摘している。それなのに動画の中身に触れずに、たくさんのわるいねが自動機械のようにバンバンと押されていた。全くわるいねに傷つくことはないが、もはや読者たちは宮台教無くしては自立することができないのではないかと思ってしまった。

 自立は、年収が1000万あることでもないし、哲学に詳しいことでもないし、結婚しているかどうかでもない。どんなにクソだろうとなんだろうと、自分の脳に汗をかいて、自分の1ゲーを自分自身の手で選択したかどうか、だ。究極的に言えば、ダラダラしているだけでも、自分で選んだのなら、それは自立であって、大人だ。

 宮台の本は、「教科書暗記的な表面の大人」を僕らに教えてくれる。しかし、本当のモダニズムは、本当の大人は、そして、本当の主人公は、読者アンタだけだ。おれの文章に怒るもけっこう。そして、宮台に惚れるもけっこう。

 しかし、どこまでいっても、テメーの人生は、テメーの問題だ。宮台の頭の良さも所詮、人生のリアリティまで追求した場合、全く役に立たない駄本だ。

 「思想」や「批評」界隈の限界、「リベラル」や「左翼」の限界とは、まさにアンタらこそ、モダンのできていない、子供の群れということなのである。

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Google フォト

Google アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

%s と連携中